2016年07月01日
島の未来を決める試練。私たちは島の宝と未来と誇りを守るために動く。
のんびりとした島での暮らしを夢見て移住し、はや9年。ここにきて私がゲストとシーカヤックで巡ってきた島の方々の海。どこも美しくて静かで、雄大でした。朝焼けや夕焼けは涙が出るほど美しく、昼間の空と海の青さはこの世のものではない。水中はサンゴと魚の竜宮城。時にはイルカに歓迎され、冬は目の前でザトウクジラも泳いでいる。アダンが実る白砂の浜は昔のままの姿のよう。海に落ちる滝は豪快で爽快。外洋の絶壁は息を飲む迫力。大島海峡に入れば穏やかな入り江。そしていつも感じてきたのは、島が私たちを愛してくれ、歓迎してくれ、素晴らしい姿を見せてくれているという感覚。そんな場所の一つが、今回の倉崎海岸、龍郷湾なのです。

森しかない山を背にするコウトリ浜。海からしかいかれない静かな海岸。
何度でも行きたいところ、ゲストが何度言っても癒され、感激するところ、それは山に人工物がない、浜に道路がないところ。自然のままの場所。そんな浜や海の静けさとそこに秘められた命の力みたいなものには、言い知れない優しさと偉大さ、畏れを感じ、ただただ感謝と敬意を払いたくなります。そこを壊してどうにかしてしまうとか、あまりにも威圧的な方法で訪れようとは畏れおおくてできません。神々しいのです。

美しい龍郷湾のコウトリ浜。少ない人数でしか行きたくないものです。

倉崎海岸の北端の浜。自然賛歌を歌いたくなる大切な島の宝。
<まずもって環境にいいことなどない>
5000人の中国人と、2000人の乗務員を乗せたロイヤルカリビアンクルーズ。今回この船を入れようとしているのはまさにこの場所なのです。こうした美しく自由な海に、全長数百メートルの桟橋を作ってしまいます。そして22万トンもの巨大な船が沖に停泊。全長360m、ホテルウエストコートの2倍の高さ、倉崎海岸の山よりも高い船で入ってくるのです。環境に最大限の配慮ということを強調していたクルーズ会社側の説明は無理があります。どんな方法で配慮しようと、この威圧的なものを乗り付けようという時点で甚大な破壊であり、撹乱であり、その場所の生き物、住民、自然へのレスペクトなど欠片もありません。そんなに環境に配慮してくれるなら「来ない」こと以外方法はありません。
<山の開発は狂気の沙汰>
朝入港、夕方には出港する7000人の船上の方々。その人たちのため、美しい海岸にはボードウォークする桟橋ができます。これまで道路が通っていない海岸までも道を作ってしまいます。人と車が通れるように、海抜25m地点の山を削っていきます。かなりの範囲です。そしていくつものレストランやプールができ、山の中に人口の滝を作ります。ジェットコースターのようなもの、山頂へ行くリフト、汽車まで走らせます。一部には日本庭園もでき、彫刻を海岸に並べます。各海岸に続く道ができ、先ほどのコウトリ浜なども数百人から千の単位の中国人であふれます。考えただけでも気が狂っています。つまり、自然を全くそのまま楽しめない人々を「自然を楽しんでもらう」ために奄美に連れてくる方法がこれです。現地の観光業者とも場所は共有とありますが、そんなところにはもう誰も近づきません。流れ出る赤土の量は未曾有の規模になり、生物も漁業も観光もダメになります。中国人しかいられない場所になるでしょう。
<何を持ち込まれても不思議ではない>
ロイヤルカリビアン側は、船から丘にゴミなどは一切持ち込まないとありますが、この大量すぎる人間はすでにゴミよりも破壊力を持っています。調べればロイヤルカリビアンなどの豪華客船は、麻薬の密輸、乗客の失踪、船内で感染症の拡大、有毒な水を海に廃棄してアメリカ政府に告訴されるなどなど、いろいろと闇があります。善良な方々が9割としても、人数が人数です。どんなものも持ち込めてしまえる可能性があまりにもありすぎるのです。たとえば武器、弾薬。あるいはスパイ、工作員など、ちょろいものでしょう。警察のいない7000人の無法地帯の町がまるごと来るのです。中国は先日も軍艦や戦闘機で南西諸島の日本領海を侵犯し、その挑発はエスカレートしています。すでに沖縄も奄美群島も自国領土と思っています。その目と鼻の先の奄美大島に、5000人の中国人を簡単に日本に入れられるのです。その時、多勢に無勢、島の警察は捻り潰されます。島の経済のためとか言ってないで、何か危険な香りを感じる政治家はいないのでしょうか。
他にも最近の異常気象は、「億の単位での死者を出す時代」に入ったかもしれないことを指摘する気象学者や科学者などもいます。人類の、金のためならなりふり構わぬ行為、自然への敬意なき貪欲な破壊はどんな怒りを受けるかわかりません。それをなんとなく感じる私は、背筋が凍る思いでいます。国も県も、奄美市も龍郷町も、島の宝は何か、島人の幸せは何か、子供達への愛とは何か、命がけで原点に帰って欲しいです。
まだ芦徳集落では住民投票が行われていません。しかし、この海を守る「龍郷湾を守る会」が発足しました。全国のみなさん、クロマグロ養殖場の時に貸していただいたお力、今一度お貸しください。まずは芦徳集落のホームページ「クルーズ船問題」の掲示板に意見を書き込むなど、声を上げていただきたい。みなさんの愛する美しい自然あふれる奄美であるために。これは奄美の運命さえ左右する重大な問題です。この地で生まれ育った人、この地を愛してやってきた人、かの地で島を思う人、これからここで育つ小さな子どもたち、すべてのために動きましょう。

森しかない山を背にするコウトリ浜。海からしかいかれない静かな海岸。
何度でも行きたいところ、ゲストが何度言っても癒され、感激するところ、それは山に人工物がない、浜に道路がないところ。自然のままの場所。そんな浜や海の静けさとそこに秘められた命の力みたいなものには、言い知れない優しさと偉大さ、畏れを感じ、ただただ感謝と敬意を払いたくなります。そこを壊してどうにかしてしまうとか、あまりにも威圧的な方法で訪れようとは畏れおおくてできません。神々しいのです。

美しい龍郷湾のコウトリ浜。少ない人数でしか行きたくないものです。

倉崎海岸の北端の浜。自然賛歌を歌いたくなる大切な島の宝。
<まずもって環境にいいことなどない>
5000人の中国人と、2000人の乗務員を乗せたロイヤルカリビアンクルーズ。今回この船を入れようとしているのはまさにこの場所なのです。こうした美しく自由な海に、全長数百メートルの桟橋を作ってしまいます。そして22万トンもの巨大な船が沖に停泊。全長360m、ホテルウエストコートの2倍の高さ、倉崎海岸の山よりも高い船で入ってくるのです。環境に最大限の配慮ということを強調していたクルーズ会社側の説明は無理があります。どんな方法で配慮しようと、この威圧的なものを乗り付けようという時点で甚大な破壊であり、撹乱であり、その場所の生き物、住民、自然へのレスペクトなど欠片もありません。そんなに環境に配慮してくれるなら「来ない」こと以外方法はありません。
<山の開発は狂気の沙汰>
朝入港、夕方には出港する7000人の船上の方々。その人たちのため、美しい海岸にはボードウォークする桟橋ができます。これまで道路が通っていない海岸までも道を作ってしまいます。人と車が通れるように、海抜25m地点の山を削っていきます。かなりの範囲です。そしていくつものレストランやプールができ、山の中に人口の滝を作ります。ジェットコースターのようなもの、山頂へ行くリフト、汽車まで走らせます。一部には日本庭園もでき、彫刻を海岸に並べます。各海岸に続く道ができ、先ほどのコウトリ浜なども数百人から千の単位の中国人であふれます。考えただけでも気が狂っています。つまり、自然を全くそのまま楽しめない人々を「自然を楽しんでもらう」ために奄美に連れてくる方法がこれです。現地の観光業者とも場所は共有とありますが、そんなところにはもう誰も近づきません。流れ出る赤土の量は未曾有の規模になり、生物も漁業も観光もダメになります。中国人しかいられない場所になるでしょう。
<何を持ち込まれても不思議ではない>
ロイヤルカリビアン側は、船から丘にゴミなどは一切持ち込まないとありますが、この大量すぎる人間はすでにゴミよりも破壊力を持っています。調べればロイヤルカリビアンなどの豪華客船は、麻薬の密輸、乗客の失踪、船内で感染症の拡大、有毒な水を海に廃棄してアメリカ政府に告訴されるなどなど、いろいろと闇があります。善良な方々が9割としても、人数が人数です。どんなものも持ち込めてしまえる可能性があまりにもありすぎるのです。たとえば武器、弾薬。あるいはスパイ、工作員など、ちょろいものでしょう。警察のいない7000人の無法地帯の町がまるごと来るのです。中国は先日も軍艦や戦闘機で南西諸島の日本領海を侵犯し、その挑発はエスカレートしています。すでに沖縄も奄美群島も自国領土と思っています。その目と鼻の先の奄美大島に、5000人の中国人を簡単に日本に入れられるのです。その時、多勢に無勢、島の警察は捻り潰されます。島の経済のためとか言ってないで、何か危険な香りを感じる政治家はいないのでしょうか。
他にも最近の異常気象は、「億の単位での死者を出す時代」に入ったかもしれないことを指摘する気象学者や科学者などもいます。人類の、金のためならなりふり構わぬ行為、自然への敬意なき貪欲な破壊はどんな怒りを受けるかわかりません。それをなんとなく感じる私は、背筋が凍る思いでいます。国も県も、奄美市も龍郷町も、島の宝は何か、島人の幸せは何か、子供達への愛とは何か、命がけで原点に帰って欲しいです。
まだ芦徳集落では住民投票が行われていません。しかし、この海を守る「龍郷湾を守る会」が発足しました。全国のみなさん、クロマグロ養殖場の時に貸していただいたお力、今一度お貸しください。まずは芦徳集落のホームページ「クルーズ船問題」の掲示板に意見を書き込むなど、声を上げていただきたい。みなさんの愛する美しい自然あふれる奄美であるために。これは奄美の運命さえ左右する重大な問題です。この地で生まれ育った人、この地を愛してやってきた人、かの地で島を思う人、これからここで育つ小さな子どもたち、すべてのために動きましょう。
芦徳住民有志のHP「クルーズ船問題」
http://ashitoku.com/cruise/
http://ashitoku.com/cruise/
この記事へのコメント
倉崎海岸、どうやって行くのかわからず いった事はないです(^^)
人に尋ねて、今日か明日にでも海水浴いこうかな~ ってシャワーとか
ないよね(>_<)
「コウトリ崎」って言葉は、阿世知神様から聞いてて
ああ、ここなんだ(^^) って今わかりました
コウは水場かな?トリは取るで、神様に関係する川かなんかありそうですね
情報ありがとうでーす☆
寄港船って観光でしょ? どんだけの頻度で来るんだか(>_<)
戦時中もその前の時代にも色んな理由で、寄港船は来てたかもですね(p_-)
油屋(バブルがはじけて廃れた、テーマパーク)的な物がまたできるかもですね(@_@;)
川の主のお腐れ様と、川そのもののハク 帰るとこなくなるよ~
(ジブリ 千と千尋の神隠し)
人に尋ねて、今日か明日にでも海水浴いこうかな~ ってシャワーとか
ないよね(>_<)
「コウトリ崎」って言葉は、阿世知神様から聞いてて
ああ、ここなんだ(^^) って今わかりました
コウは水場かな?トリは取るで、神様に関係する川かなんかありそうですね
情報ありがとうでーす☆
寄港船って観光でしょ? どんだけの頻度で来るんだか(>_<)
戦時中もその前の時代にも色んな理由で、寄港船は来てたかもですね(p_-)
油屋(バブルがはじけて廃れた、テーマパーク)的な物がまたできるかもですね(@_@;)
川の主のお腐れ様と、川そのもののハク 帰るとこなくなるよ~
(ジブリ 千と千尋の神隠し)
Posted by あまゆみ
at 2016年07月02日 07:25

倉崎は名瀬から来て屋入トンネルを抜け、坂道を降りきったところの信号(赤徳小中・教会)を左折。
ひたすら海岸線を行くとネイティブシーがあるので(カレッタとまちがえないでね)その坂道を下ると、どんつきに大きな駐車スペースがあります。
シャワーはありませので水を持って行ったほうがいいかもです。
ひたすら海岸線を行くとネイティブシーがあるので(カレッタとまちがえないでね)その坂道を下ると、どんつきに大きな駐車スペースがあります。
シャワーはありませので水を持って行ったほうがいいかもです。
Posted by fajamama
at 2016年07月02日 10:01

2年ぶりに倉崎海岸へ行き、たった2年で小規模開発により海が汚れ
さらに、ロイヤルカリビアン問題を知り大変なショックを受け
何とか阻止しなければと一生懸命訴えています。
地元では阻止する活動はしているのでしょうか?
さらに、ロイヤルカリビアン問題を知り大変なショックを受け
何とか阻止しなければと一生懸命訴えています。
地元では阻止する活動はしているのでしょうか?
Posted by Nativesea forver at 2016年07月02日 13:50
はい! 昨日行って来ました(^<^)
波があまりなく、子供連れてくのには安全でいいですね!(^^)!
スノーケリングは、トモリほどの珊瑚は見れませんが、小さい珊瑚がこれから先産卵して増えてくれるかな~ という期待と 魚達も居ましたよ(^^)
コウトリ浜は、子供は無理だよー とのことで、また誰かと行ってみます!
テーマパーク的なもの作っても、そんなに楽しくはないですよね(>_<)
お客さん、来ないですよ 遠くから、わざわざ船で時間かけてまで
沖縄にできたのジブリ島にでも、行けばいいんですよ(・。・)
波があまりなく、子供連れてくのには安全でいいですね!(^^)!
スノーケリングは、トモリほどの珊瑚は見れませんが、小さい珊瑚がこれから先産卵して増えてくれるかな~ という期待と 魚達も居ましたよ(^^)
コウトリ浜は、子供は無理だよー とのことで、また誰かと行ってみます!
テーマパーク的なもの作っても、そんなに楽しくはないですよね(>_<)
お客さん、来ないですよ 遠くから、わざわざ船で時間かけてまで
沖縄にできたのジブリ島にでも、行けばいいんですよ(・。・)
Posted by あまゆみ
at 2016年07月03日 08:08

gonさん
詳しく説明していただきありがとう(*^_^*)
お互い頑張りましょう!
詳しく説明していただきありがとう(*^_^*)
お互い頑張りましょう!
Posted by ARMY
at 2016年07月05日 16:29
