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2019年10月08日

ブログ引っ越しのお知らせ

みなさまお久しぶりです。8月の半ばに国青海岸でウォータースライダーに乗れなかったショックからようやく立ち直り…、じゃなくて、本日はブログを移転するお知らせとなります。振り返れば初めてブログなるものを始めた2008年。そしてしーまブログさんにお世話になりましてはや8年。思えばいろいろな出来事が記録されておりました。平成から令和へも変わりました。読み返すと時間も忘れてしまいそうなほどです。まさに汗と涙の七転び八起きの日々。いま、こうして暮らせているのも、本当に島の方々、友人、家族、お客様の温かい支えのおかげだなとしみじみ思います。しーまブログさんはじめ、本当にお世話になりました。

保存できる写真の容量がもう限界とのことで、今後は以下のブログにお引越しをさせて頂くことになりました。今後共『碧い蒼い島暮らし』をよろしくお願いいたします。



  
Posted by gon at 12:12Comments(0)日々の出来事

2019年08月19日

久しぶりの大和村は美しかった

台風9号が去り、10号が近づくとき、大和村で高校の娘が部活の合宿をするという。海が心配されたましたが、それよりも大人気な国直海岸のウォータースライダーに興味津々だった私。渡りに船とばかりに、海水浴とBBQをするという国直海岸に、保護者同士の交流と称して実に4年ぶりに訪れたのでした。

到着してすぐに海で泳ぐ娘たちを発見。そして.....、撤去されていたウォータースライダー....。な、なぜだ〜!! 年甲斐もなく、ひゃっはー!! とかいって滑る気満々できたのに。迫る台風のためだとか。ま、仕方ないですね。(T_T)。

さて、気を取り直して娘からの依頼、カヤックとシュノーケルセットを海岸におろし、高校生たちに思い思い乗せてみました。流石に水泳の達人達。水をパドルでキャッチする感の早いこと。なんでもソロでシーカヤックマラソンフルも出たことがある男子もおり、シングルカヤックもすいすい乗っておりました。高校生ともなれば体格はもはや大人。10歳位でシングルカヤック乗せたのが最後だった娘も、いつのまにか平気で乗りこなしていました。頼もしいものです。

そして美しい夕日に彩られ、高校生の青春と、保護者の酔は回っていくのでした。

また行こう、国直海岸。


風を避ける場所だったので、手前はカヤックで遊べた国直海岸。


撤去されていたウォータースライダー跡。(T_T)


火起こしこそ手を貸しましたが、跡は自分たちで仕切る高校生たち。
ちゃんとおとなコーナーまで肉を運ぶ心配りも忘れません。


駆け抜けろ、令和の青春!!

そして夜も更けていくのでした。


  

2019年08月11日

7月後半はパラダイス

台風8号、9号、10号のトリオさんのおかげで、海の時化が長期にわたってます。交通にもずいぶん影響が出ているようです。先の参議院選挙での《れいわ旋風》の熱気のせいか、小泉進次郎氏と滝川クリステルさんもこの怒涛の強風の影響でしょうか、なんて。奄美の海はしばらく荒れっぱなしのため、お盆のお客様方は残念ながら海へ出られないでしょう。

しかし先月末、台風が来る前には奇跡の凪が続きました。外洋がほぼ1週間くらい凪ぐなんて珍しいことでした。夏休みを堪能できた方、台風にあたってしまう方いろいろタイミングがあるものです。


7月後半のまさかの凪。鮮烈な青さにそまるリピーターのご家族。


はじめての親子も方ものんびりと海を堪能。


ドイツからのお客様も終始にこやか。


小さな子もどや顔のたくましさ。


もう奄美ベテランのリピーターさんも、ここまでの鮮やかさは初めてだったようです。波も風も穏やか。透明度抜群。荒れる前の谷間の静けさにあたった幸運。そんな海は大人も子どもも、異国の方も、みなみな笑顔いっぱいにしてくれました。



  

2019年07月21日

選挙で投票しましたよ。

夏の選挙、投票行ってきました。テレビ以外でもネットで熱いことになっておりましたね。私、若い頃から選挙ってあまり興味もてなかったです。よくわからない。何やってるの?。投票してどうなるの?。勉強するのも面倒だ。こんな気分でした。

でも、あの大きな声で騒ぐ若い方がでてきてから、とてもわかりやすく語ってくれる。そして退屈なだけだった国会答弁までネットに出してくれる。なんか大きな声で大臣につっかかっていく。それだけでなんだなんだ? と気を引く。そして聞いてみると、実に問題を明確に、身近に感じられるように質問している。たいして答える与党現職の大臣などは、実に長々と回りくどい回答ばかりが目立つ。本気で問題を解決しようとしていないとしか思えない。イエスかノーか、どう思っているかと答えれば済むことを、いちいち「それに関しましては憲法何条の何頁でこれこれとなっており、であるわけですからこうなっていると解釈しております。」だとか...。本気で問題解決する気なら、直ちに調査、対策、解決なはずですよ。

国民の生活に起きている苦難。それを問いただす若い議員。そんな貴重な質問時間を長ったらしい答弁で遠回し遠回しする与党議員。貧困の連鎖から抜け出させることをすぐに決めればできるのに、長々と法律条文読み上げてるだけ。日本に著しい不利な条件で進んでいるTPPの矛盾も、矛盾指摘されても採決しちゃおうという委員会。まだまだいい足りないけど、あれみてると、怖いなと。こんな議員や大臣が国政の最高機関で人の命決めてんのかって話ですよ。

無関心でいられなくなりましたね。だって指摘される生活のひどい実態を解決する気がない。だからあんなふうにどんどん国会で現状に吠えてくれる人、嬉しくなってしまった。一時間はあろうかというyoutubeの動画もすっと最後までみてしまった。

ああ、なんか令和の時代。動いてきました感があります。


今年の六月灯の提灯に描いたねぶたの絵。
ヤマタノオロチを退治するスサノオノミコト。
その手するのは草薙の剣。
世の閉塞感を一閃してくれることでしょう。


  

2019年07月20日

早朝の海 神々しい静寂

台風の通過で海も荒れ、家で事務作業をしていますと、昼間から賑やかに遊ぶ近所の子ども達の声。そう、昨日で学校も夏休み。そんな時期ですね。子供のいる家は今度は毎日のお弁当や宿題で大忙しです。

なかなか明けなかった梅雨もついに13日をもって明けました。そんな朝は実に不思議な雲が朝焼けに染められておりました。7月に入ればガルフブルーカヤックすも早朝カヤックツアーが始まり、夏の避暑を楽しんでいただきます。ちょうどいい涼しさ、ちょうどいい水温、帰ってきもまだ一日余裕のある時間。早起きは本当に得した気持ちになります。


午前4時30分。まだ星が出ており、やっと空が明るくなってきます。


龍が空を舞うような一筋の雲。焼ける空は実に印象的でした。


無人の浜で朝の一汗を流すシュノーケリング。
終始笑い声が聞こえてきて実に楽しそうなお客様。


日が昇る帰り道はすっかり海の色も様変わり。


2日間も早朝ツアーを楽しんでくださった最終日。霞ががった不思議な日の出となりました。
これはこれであまり見られないオンリーワンな朝です。
  

2019年07月08日

満を持して奄美シーカヤックマラソン

第27回奄美シーカヤックマラソン大会。前日、前々日の嵐のような天気を固唾をのんで見守っていた各方面の心配をよそに、当日は実に穏やかに。昨年まさかの中止でうずうずしていた全国の皆さん。フラストレーションを晴らし、大いにすっきりできた様でした。やはりお祭りはいいものです。


早朝、会場へ向かう途中のマングローブ。霧がとどまるほどに風もなく。


着いてみればベタ凪の大島海峡。


集まってます。今年は260艇だったとか。壮観です。


大会前の打ち合わせ。係の皆様、いつもありがとうございます。


地元のボランティアの高校生たち。いつもありがとうございます。


時間が来ると続々選手があつまり、賑やかな会場に。


スタートが迫るに連れ、続々と入水していきます。
ボランティアの学生さんたちがカヤックを運んでくれ、大活躍です。


スタート直前の様子。一斉にこれだけカヤックが浮かぶ光景はなかなかありません。


スタートして2時間もすると、早いハーフコースの選手も帰ってきますが、
待っている間はしゃぐウォーターボーイズ達。
そしてどうみても対岸の加計呂麻島、土砂降りの雨ですね。


レースも後半になろうかというとき、いよいよ大島海峡もホワイトアウト。
視界がありません。選手もゴールが見えなかったとか..。


それでも懸命にゴールする選手のみなさん。
かえってシャワーが気持ちよかったとか。


かえって暑くない天気となり、よかったようです。
続々と港へカヤックが戻ってきます。


出迎えるウォーターボーイズの数に唖然とする?選手。


部門によってはアクシデントもあったりしましたが、
それでも漕げて満足ですね。


レースも終わり夕方。一時土砂降りの雨が降りましたが奇跡の晴れ。
後夜祭がいい感じで始まります。



今年はみなさん、とてもお酒も美味しかったのではないでしょうか。
まだ梅雨は明けませんが、やはりこの大会が無事に終わらないと夏という感じがしません。
今年は無事にできて何よりでした。

選手の皆さん、そして運営など関係者の皆さん、お疲れ様でした。
また来年に向け、励むとしましょう。

私、来年は選手になれるかな。











  

2019年06月07日

夏でもないのに暑すぎた。

梅雨入りしてからの少しの間、あれっていうくらいに晴れた日が続きましたね。いっとき梅雨らしく雨もありましたが、先日はもう外作業で、大工仕事している最中から木が曲がっていくくらいの日照り...。夢中になると止まらなくなる私は水飲まなきゃと思いつつ暴走。気がつけば脱水、夏バテのような状況に....。変わりやすい天気、要注意です。さて、食欲不振、虚脱感満々ながらこの『プレ真夏』の暑さを乗り越えなくては。

そこで、鶏胸肉のスープが疲労回復効果大、とのことでやってみました。ネギと生姜いれてじわじわ煮詰めます。そこに、さらに小ねぎやワカメ、なんと今が食べ時のモズクをいれても抜群でした。鶏胸肉のスープ。ただただ美味しいです!


弱火でじわじわ。余って保存するときはちょっと昆布足すとなおよし。


モズクのスープイン。新鮮だときれいな緑色に変わります。歯ごたえも最高。


雨かと思えば突然の日照り。みなさんも油断せず、水分補給ともずくスープをどうぞ。


  
Posted by gon at 17:54Comments(0)日々の出来事

2019年05月10日

令和始まり、雨あがる

雨、雨、雨となったGW前半。観光の方々、島の方々ともに、いやはやといった日々でしたね。しかし何でしょう、平成の最後に空も大地も清めるような雨だったのではないかなと。そう思って心洗われておりましたのは私だけかもしれませんが、空をみながら感慨深く過ごしておりました。令和の始まり5月1日の雨を最後に、さわやかな晴れ間となった後半。そんな好機に恵まれたご家族と、新時代初の海のツアーに行ってまいりました。


4月後半から5月前半。雨が降り続きました。
ツアー中止も、雨の中キャンプのお客様をお見舞いに。


風やめど雨の中。しかし独特の雰囲気です。


そして、満を持して5月3日、令和初の晴天に。


海にいても陸にいても気持ちいい。


泳いだあとはランチタイム。ほっこりと温まる。


爽やかな空とビーチ。開放感は言葉にできず。


虹色の雲まで登場。



ご家族で 呼吸が合うかと 飛び上がる

む、独りだけタイミング外す。



晴天は5月4日まで続きました。
お子さんが小さかった時から来てくださっているご家族とともに。


澄んだ海でにっこにこ。


晴れてるとはいえ、春の海を水着だけで泳げばやはり寒い。上がったあとは太陽ポカポカ。焚き火。そして温かいランチで幸せなぬくもりが待っています。


今年、春のランチはオリジナルタコライス。
タコス使いませんからもはやタコライスじゃないんですがね...。
さあ、どんな味でしょうか。想像してみましょう。


食後は食器を砂で洗います。 が、それをおもしろい! とママと娘さん。


自分だったらもっと雑に洗うんですけど、
新品並みにすすを落としてギンギラギンにしてくれました。
驚くべき輝きに感謝!


その間パパは、タイドプールで魚釣り。
ミニロッド片手に魚を見つめる姿は夏休みの少年のようです。


帰路、大潮の最強潮流の真っ只中を漕ぎ抜け、
海らしい海の中をたくましく漕波。



たどり着けばすっかりベタ凪。ちょっぴりスリリングなシーカヤックでした。ベタ凪の内海を漕いでいるだけでは味わえない海の動き。確実に経験値も上がったことでしょう。なんでもペットボトルに水を入れてパドリングトレーニングもしてきたというのですから感心してしまいます。今回の経験で、次回はダンベルでさらにパワーアップ? するといいですね。賑やかなひととき、今年もありがとうございました。



  

2019年04月30日

嘉鉄へ南下

先日雨の合間を縫って、南部の瀬戸内町の嘉鉄(かてつ)へと足を運んできました。北部に住んでいる私が、シーカヤックマラソン以外で南下することは珍しく、いつもと違う旅気分です。ここは20数年前に、忘れられない記憶となった場所。都会のコンクリートワールドで生まれ育った私が、言葉を失う感動を覚えたところでした。当時は関東の海しか知らなかったのです。10数メートルもの深いの海底が見えてしまうほどの青く澄んだ水。見えなくなるまで遠くに広がっているテーブルサンゴ群や色とりどりの魚の群れ。広告で大げさに誇張される旅行パンフ、そっちが偽物かと思われたほどの鮮やかな本物。世界にも、こんなところがあるんだな...と呆然としてしまったのでした。今思えば、あれが大きな転機となったのです。

あれから24年でしょうか。時代は新しく変わろうとしている瀬戸際。初めてここへ来た平成初期。あの頃も、ここで仲間とカヤックを漕いでいた自分。それからの年月を思いながら、いつになくしみじみと感じ入ってしまいました。ふと空を見れば、龍の群れのような雲が流れ、川のように海峡も流れている。流れ....。そう、新しい時代、新しい世界、それがすぐ近くまできているよって、なんだか自然が語りかけてくるみたいでした。


雨上がりの嘉鉄。高台より眺める。静か。


嘉鉄を見下ろす展望台にある松。日を浴びて凛としています。


漕ぎ出し、沖に行くにつれて鮮やかな青色に!
シーカヤックマラソンでもしばしレースを忘れてしまうコースです。


早い潮流を渡り、対岸の加計呂麻島へ。
泳ぎましたがまだ水は冷たい! 10分泳ぐと手もしびれてきました。


大島海峡を眺めてゆっくりとランチタイム。


海も空もトマトも鮮やかなひととき。


帰路、サメもヒレを出して泳ぐ潮流をハラハラと渡る。


嘉鉄の湾内に帰るとそれはそれは穏やか。


一時期は湾内の枝サンゴも死んでしまっていたとか...。
でもありありと再生がみてとれて嬉しい。


そして空には龍の群れのような雲。時代が、世界が、動いているのでしょうか。

平成最後となる1dayツアー。穏やかな大島海峡、嘉鉄にて。


  

2019年04月20日

新しい芽吹きの始まり

平成最後の月の只中、昨日は平成という時代最後の満月という日でしたね。奄美大島はすっかり暖かい陽気に。気温も24度くらいをいったりきたり。海にも半袖短パンで行けてしまいます。水はちょっとまだ冷たい感じですが、元気な人なら20分くらいは水着でシュノーケリングもできます。やはり温かいというのはいいものですね。私の方もすっかり体からハーベスター(サトウキビ刈り取りマシン)のエンジンの揺れも消え、穏やかなシーカヤックのパドリングのリズムに浸るとき始まってきました。

野菜を植えたり、魚を頂いたり、お隣近所の方々から励ましのお声を頂いたり。陽気も暖かく、人も温かい。ソテツの新芽も勢いよく新しい時代に伸びるかのような生えっぷり。燃え尽きた矢吹ジョーから、今度は新緑、新芽のような気持ちがふつふつと湧いてくるこの頃でした。


近所のおばあちゃんのお手伝いでかぼちゃ、にがうり、島きゅうりを植える。
土に自分の手で触れる大切な感触。


もらった魚を自らさばき、素揚げにして食す。
島の魚は脂身が少なく、素揚げや刺し身がおいしい。


天にむかって伸びるソテツの新芽。
新しい時代を大いに待ち焦がれ、いや、待ちきれないかのようだ。


快晴ベタ凪の海へ。目の覚める水色ゼリーの上をお散歩。
サンゴ丸見えで探索も大変楽しい。

さあ、これからいよいよ、いままで手をつけられずにいたいろんなこと、動かしていきますよ!

  

2019年04月10日

31年の平成 最後のキビ刈りが無事終わる

毎日毎日、エンジンに揺られて、時にはハブと遭遇し、サトウキビを数千トン収穫する怒涛の製糖期。4月1日をもって無事に終わりを迎えました。

1月〜4月まで、実にいろいろとニュースや行事が駆け巡っていきました。しかしタッチする余裕なんてまるでなく、目前の仕事に全力投球。生きてる燃焼感がものすごく、明日から運転もしなくなるとなったその時の心境。まるでボクシング漫画『あしたのジョー』の最終回。世界チャンプのホセ・メンドーサと戦ったあとの矢吹ジョーを思い出すほどでした。

あの名台詞、「燃えたぜ。燃え尽きた。真っ白によ...。」 こんなセルフを言ってみたくなります。


世界チャンピオンとの試合にすべてを出し尽くし、真っ白に燃え尽きた主人公の矢吹ジョー。


そんなわけで(簡単にまとめすぎ?)、ようやく今になって、燃え尽きた灰から復活するフェニックスのように新たな気持に切り替わってきました。少しこのサトウキビシーズンを振り返りつつ、怒涛の時代変化の流れに思いを巡らせてみたいと思います。


風の日も、雨の日も、晴れの日も畑で疾走。


用集落の山にて。休憩に、山道散歩。小さく見えるハーベスター。



木陰で休憩。山の木々にすごい生命力を感じる。


下から上がってくるキビをここで切って、編みの中へおとします。しかし時々硬い石や鉄パイプのかけらなどあったりしますので、歯も割れてまいます。


割れたら切れずに仕事になりませんので歯を代えます。おーーこわ!


朝5時には起き、犬の世話、朝食、弁当まで自分で作り、戦地へ。ときに慌てておはしを忘れ、その辺の枝でサバイババル。


長かった3ヶ月も終わり、頑張ったハーベスターをピカピカにします。


そして格納庫へ。今年もお疲れ様でした。次に会うのは令和2年の年明けとなります。



ハーベスターを洗っていたら、ちょうど奥の空港からブルーインパルスが離陸!空を裂くものすごい音でした。奇しくもこの日、新しい元号『令和』が発表され、同時に青い衝撃、ブルーインパルスが空を舞う。何か新しい時代が開いていく気配の爽やかな空を眺め、終わりゆく平成をしみじみ思い返していました。

平成元年。それは31年前。自分は16歳の高校一年。青春の酸いも甘いも真っ只中。コンプレックスがBE MY BABYを歌いだし、XJAPANがエンドレスレインを熱唱していた時代。31年の時間で、私は何を失い、何を得たのだろう。受験の失敗と浪人生活、大学生活、シーカヤックとの出会い、初めてシーカヤックマラソンで奄美を訪れる、就職や退職、結婚、都会を捨てて田舎暮らし、こどもの誕生と怒涛の子育ての日々、奄美への移住、そして離婚...シングル・アゲイン。波乱万丈でしたが、それゆえに学びや成長を多く得た31年だったのではないかと自分では思います。 

しかし人生はまだ続きます。令和が、ブルーインパルスのごとく、この社会で行き詰まる空気に風穴を開ける時代になることを願いつつ、海の季節を出迎ることにいたしましょう。


平成最後の4月に浮かぶ海。気がつけばすっかり春も進み、初夏の感じさえしました。







  
Posted by gon at 09:23Comments(0)農業

2019年01月22日

朝夕に癒やされる

1月7日からスタートしたサトウキビの刈り取り。笠利町は最も熱い時期と言っていいのではないでしょうか。私も毎朝4時30分に起床。犬の散歩、朝食、弁当を作り、7時30分には笠利の畑へ。機械の点検や準備などしつつ、ホットなコーヒーを仕事前に飲むのが日課となっています。ちょうどその時間、朝日が海から登り、この時期特有の分厚い雲に差し掛かります。すると、まるで神様の光のようにも思えてくる美しい太陽光のシャワーに、元気をいっぱいもらっています。こうして雲間から差し込む光を、島ではマテリアと呼ぶそうで、マテリアの滝とは、滝だけが陽の光に照らされる情景からついた名前とか...。

そして仕事を終えて帰路につけば、空を染めるオレンジ色の夕焼け。元気とはまた違う、「お疲れ様、お帰りなさい」といわれているような安堵につつまれます。島にはそんな光があふれているなと、一年で一番感じる季節。雲が多いからかえって空が様々な表情になるのですね。冬の奄美、なかなか好きです。


日の出直後にはもう畑にいる私。こんな景色はご褒美です。


朝露に濡れたサトウキビを照らす朝日。


めずらしく本人登場。さあ、開始!


夕空を彩る不思議な雲と月。


雲によって様々な模様にそまる空。


浜に座って、時間も忘れてしまいます。


1月21日、20時ごろ。曇っていて見えないはずの、スーパーブラッドムーンが現れる。
星々の輝きと相まって、とてつもなく静かな時間が流れていきました。


刻一刻と表情を変えていく1月22日の日の出。




  

Posted by gon at 21:03Comments(0)日々の出来事農業

2019年01月06日

ご褒美の青空

久しぶりの帰省から帰ったら急に島が寒くなりました。そこで、いつかやってみようと思っていた家テントを決行。道具のメンテナンスも兼ねてですが、なんかこう、非日常感がたまらなく楽しいですね。それと、部屋は寒くても、なんか小さな空間は暖かく感じます。楽しくて2日間もやっちゃいました。


久しぶりに道具を引っ張り出すことは大切。
とかいって遊びたかっただけです・・。


ご近所からいただく大根がたくさんあり、すかさず保存食に。


どんよりと曇りの予報のなか、それでもゲストと海に出る。


寒いので泳がず、コーヒーをいれて温まります。
すると・・。


まさかの青空に大歓声! 諦めずに海に出てよかったです。



さあ、1月ももはや6日間がすぎました。お酒も抜き、体調を戻し、世間的には明日は七草粥でしょうか。仕事の方は一年で一番忙しいサトウキビ刈が、いよいよ明日から始まります。今年のお天気やいかに。台風の影響できび畑はいかに。年々スキルアップする機械の運転に、今年も楽しく取り組みたいと思います。


明日からこれにのって畑を駆けてきます!


2019年、シーカヤックガイドは4月下旬からの始まりとなるでしょう。収穫終了のめどが付きましたら、正式にお知らせいたします。
昨年ははお休みしていた星の輝く早朝シーカヤックや、オレンジに染まるサンセットカヤックも復活。少ない人数でゆっくり楽しむシーカヤックツアーで、また青い海を駆けていきましょう!




  

2019年01月02日

アザミ料理、おとなりに完敗。

穏やかな1月2日です。曇っていても温かい。内地は身を切るような寒さとか、温暖なはずのヨーロッパのギリシャでも、前代未聞の大雪で社会が混乱しているとか言ってますから、ここは天国のような穏やかさかもしれません。

ええ、時間は戻りますが、私の身内は『アザミ』というものを食べるなんて知らなかったと驚きの発言がありましたので、ちょっと紹介したいと思います。奄美の笠利でも、いまでは食べるのは節田と笠利くらいと聞いた気がしますがどうだったでしょう。

和名『シマアザミ』。近所の庭先に生えている、一見するとごっついたんぽぽかと思うような植物。初見ではまずたべようとは思わないでしょう。



奄美大島では、内地と違って年末に年越しそばを食べる習慣がありません。ではなにを食べるか。このアザミを豚骨と煮込んだ『アザン料理』、そして刺し身などをたべて過ごすのです。よって蕎麦屋など島には数件もあるかどうか。

ひとり暮らしになって台所が自由に使えますので、私も初の挑戦といきました。結果はいかに。


庭に元気にそだっているアザミ。トゲは刺さるとめっぽう痛いです。


おっかなびっくり掴みながら、包丁でトゲの部分だけとっていきます。
気をつけないと結構とげに刺さります。


下ごしらえ完了。こうなるとただの『ふき』のようです。
これからこれを煮込んで行きます。


本来は大きな豚骨の塊をどどんと煮込むのですが、
今夜の一回分だけと思い、軽く豚バラを使用。



こうして煮込んでいきます。お家によっていろいろな味付けでしょうけど、私はそばにかけて食べようと思い、昆布、おかか、白だし少々、みりん少々、醤油適量で調節。しかし、1時間煮込んでも、意外とアザミは硬いままです。うーむ、もしかして半日近く煮込むのかとおもっていると、ごんごん ! っと窓を叩く音が。あけてみると、お隣のおばさんが鍋持って、「アザミ煮たからたべて ! 」と差し入れを。おおっ! いまつくってたけど、これはありがたいと思い頂戴いたしました。ガス代の隣にのせて蓋開けると・・・・。



手前、頂いたやつ。奥、私が作ってるやつ。
あまりの完成度の高さと風格に、参りましたと自然に頭が下がってしまいました。
さすが島の大先輩。今後とも精進いたします!









  

Posted by gon at 12:17Comments(0)日々の出来事

2019年01月01日

洋上からの初日の出

新年あけましておめでとうございます!

紅白ではサブちゃんも復活し、盛大にもりあがり、国民の興奮もMAXな大晦日だったでしょうか。テレビのない我が家は見てませんでしたが・・。世間がこたつとみかんと大晦日特番で賑わったいたとき、私は翌日の早朝初日の出カヤックのため、早寝していました。健康的です。

1月1日午前7時。月と星がまだ輝いています。だいぶ空は明るくなり始めた頃、いざ節田の海から出艇。どんより雲が広がり、海からは見えない様子。日の出時間は午前7時13分。その頃になると、喜界島右端からようやくそれとわかるオレンジ色のシルエットが現れました。雲に光があたり、不思議な形のそれでしたが、どうにか海から上がる初日を確認。神々しいものです。やがて喜界島上方の雲の中に入った模様。美しいオレンジ色のシャワーのように光が拡散。雲の向こうに神様降臨のような圧巻な光景に! しばしの間見入ってしまいました。


雲がかえって荘厳な光景をつくりだす。


星と月と太陽が同時に輝く。

素晴らしい海からの眺めに心洗われるひととき。

爽やかな新年の始まりとなりました。

本年も、皆様に幸多き年でありますように!


  

2018年12月31日

ありがとう2018年。

今日をもって2018年が終わりますね。世間では今頃は紅白歌合戦に夢中な頃。テレビもない我が家ではしみじみと一年を振り返っております。思えば夢と希望、期待と不安に揺れながら島にやってきた11年前。妻と4歳の娘、1歳の息子、一匹の黒ラブとともに始まった冒険でした。身寄りなし。生活の当てなし。何もかもに体当たりでぶつかっていく日々でした。

シーカヤックのガイドも、今でこそリピーターさんや新しいお客様など来てくださいますが、当時はあてのない日々。よく耐えてきたものです。なんとしてもこの仕事を良くしていくのだ。そう自分に言い聞かせてきました。収入が少なければそれこそ居酒屋、塗装屋、土木、農業、大工、造園、なんでもやってきました。

そして気がつけば、妻は二人の子をつれて去っていきました。


悲しくもあり、同時に、新しい脱皮のような、新しい世界が始まったのだと気持ちを前に向け、寂しいときほど笑って見せています。笑う門には福来たる。それはほんとうだと思うのです。悲しみは悲しみしか呼ばない。だから悲しいときほど、思いっきり空を見上げ、胸を張り、悲しみをありがとう! くらいの気持ちを天にむかって心の中で叫びます。ほんとに叫んでたら警察きますからあくまでも気持ちのなかで、、、。

でもありがたいです。近所の方が心配してくださり、あれこれと差し入れしてくれたり、食器をわけてくださったり・・。食事によんでくれたり、飲みにさそってくれたり。ここはいろんなことをみんなが知ります。だからほっとけない人はみんながほっとかないのです。自分でも近所のだれかがこうなったら声をかけるでしょう。これが都会の孤独な生活だったら、こうはいかなかったでしょう。あらためて田舎の人のつながりというのは、やはり大切なんだと気づかせてくれました。ここにいてほんとうに良かったと思いました。気軽に心配して声を掛け合える。こんな大切なことを、自分は都会にいたら気がつくことができなかったでしょう。

笑っていればやはりいいエネルギーが生まれるもの。それも、悲しみを乗り越えて笑っていると、そうした試練を越える前よりもはるかに強い幸福エネルギーみたいなものを放つようです。シーカヤックに来て下さる方々は、以前よりもずっと充実した時間を過ごしていかれていることがはっきり感じられるのです。自分がエスコートする空間、時間にも、いままでにない力が後押ししてくれているかのようです。自然には神様が住んでいて、辛くても負けなかった人を応援してくれているんだなって、妙に素直に思えるのです。

そうして様々な出会い、ご縁に助けられ、今日の大晦日を迎えました。辛いこと、耐えてきたことも多々ありましたが、こうして振り返ると、それでも星は輝くといいたくなるような、おかげで体験できた嬉しさのほうが、ずっとずっと勝っていたのだとわかります。

そんな感謝を胸いっぱいに、2018年最後の夜をかみしめて終えようと思います。

みなさん、激動の2018年、多々お騒がせいたしました。そしてご心配もおかけいたしました。私はこの通りまた胸をはって、全国から来られるお客様とともに碧い蒼い海をかけてまいります。今年も大変お世話になりました。来年もまた、よろしくおねがいします。良いお年お迎えください。


2018年元旦の日の出。激動の一年の始まりでした。


1月〜4月末までサトウキビ畑を爆走。


サトウキビがおわればすぐに梅雨。そしてすぐに夏到来!


シーカヤックマラソンがまさかの中止で全国に衝撃が走る。


このオブジェに同じくらいの衝撃を受ける。


それでも輝く青い海。


それでも響く歓喜の声。


かつてない台風三昧の夏から秋。


義理の兄からもらったお皿。ナポリタンを食べ終わったあとの表情にびっくりする。


静かになれば、美しい夕焼け。


離婚をきっかけに、8年ぶりに誕生日の祝福を受ける。涙出ました。


天気が許す限り海へ。喜ぶ人々に逆に救われる。


とっておきの場所にエスコートできる喜び。
自然も微笑んでくれているかのよう。


家では犬たちもくつろぐ。そういえば戌年だった。


組長としての仕事を支えてくださった集落のみなさま。
祭りの賑わいはいいですね。

ありがとう2018年。

そして、元旦から早速早朝シーカヤック初日の出ツアーです!!


  
Posted by gon at 22:13Comments(0)日々の出来事

2018年12月29日

忘年会で大騒ぎ!

ご多分にもれず、今年も盛大にもりあがった集落の忘年会。よくよく考えれば平成最後。ということは、私も平成最後の節田集落白間組の組長だったということですね。おお!それはすごい。何かこう、歴史の区切りにいた人物っていう感じですね。だから何やねん、といえばそうですが、時代の変化の境目だったんだなあと、改めて思い起こされます。

そんな平成最後の我が組の忘年会。ホテルティダムーンさんにて盛大に行ってまいりました。料理もおいしく、対応も丁寧にしていただきました。近くに住んでいても普段なかなか顔も見ない方もいますので、こういう場所に集まるってすごく大切ないい機会だとおもいます。5ヶ月ぶりに節田に帰ってきた中1の息子も、嬉しそうに旧友と遊んでいました。1歳で島に来てから12歳まで育った場所と友達は、やはり懐かしいものなのでしょう。


元気な中学生、高校生。


元気なご婦人方と小さな子どもたち。


元気ごなご婦人方と熟女(?)のみなさま。


元気なおじさまたち。



会場になだれこもうとする怪しい宇宙人たち。


さあ、今年もあと2日ですね。みなさんはどんな年末をお過ごしでしょうか。




  

2018年12月26日

東京へ飛ぶ

喜界島から帰って間もなく、今度は東京へ飛んできました。

自分の道楽ではなく、妹の結婚式です。

出発当日、気温23度の奄美。午後の飛行機なので準備をしていたときは半袖短パン。あちらの気温を見ると11度。実に5年ぶりくらいに帰るので、その温度差がどれくらい身にしみるか忘れてました。

羽田へ到着しても、外へ出るまでなかなかわからない寒さ。いざ実家近くの駅から外へでると、まるで冷蔵庫に入ったような感覚。寒い!


しかし久しぶりの東京は色んな意味でしみじみとした思いがいたしました。思えば生まれたときから20代後半までを過ごした実家です。祖父や祖母、両親に4人兄弟で過ごした大家族。賑やかでした。青春の酸いも甘いも体験し、泣いたときも笑ったときも過ごした場所。屋上から見える夜景が、いろいろな懐かしい場面を思い起こさせます。

さて、築地の料亭にて行われた妹の結婚式。神前式で、和の様相。両家の親兄弟と親しい方だけのコンパクトな式ながら、賑やかに、華やかに催されました。奄美大島の結婚式というと数百人の大宴会が普通なので、ちょっとこうしたのが新鮮でした。

無事式が終わった翌日は一日の猶予。私は『鍋の博物館』を目指し、浅草へ。

浅草は驚愕でした。

地下鉄駅からすでに飛び交う中国語。あきらかに日本人とは違う人々。雷門前では異国の方々が目立ち、お線香の煙を喜んで浴びているのは欧米の方々。なんと表参道の老舗人形焼屋の店員まで外国の方になっていたのです! 並んでいる客に英語で順番を注意していたのには驚きました。私のしっている浅草とは、別世界。ああ、京都などの噂は聞いてましたが、ここも近いことになっていたのでしょう。

いやいや、外国人観光客の増加。外国人労働者の増加、それをますます国は推進していくようですが、情緒あふれる静かな日本の名所や伝統は、どうなっていくのでしょうか。


築地の料亭『治作』。静かで趣きのあるところです。


親族一同はやめに控室で待っていました。
いいですねえ。部屋からの眺めはまさに日本。
鯉が一匹150万円で、ええと全部で何匹...なんて貧乏くさいことを考えてしまいます。


神前式のあとは披露宴に。小さくも豪華な場所で、
新郎さんのご実家、岡山の素材をたっぷり使った高級料理を堪能。


あ、これは甥と姪です。こんな餅つきイベントなどでおおいに賑わいました。




そして浅草へ。そらは澄み、スカイツリーがそびえ立っています。
しかし気温10度。北風10mは流石に寒い!



人力車のお兄さんも寒そうです。


異国語が飛び交う雷門前。手前のオジサマもどう見ても日本人じゃありません。


まだ人の流れも落ち着いている朝の仲見世通り。
しかしここも歩いていると中国語が飛び交っていました。


英語が飛び交い、煙を浴びているのは欧米の方々か。


本堂前にも外国人ツアー団体が、とにかく撮影しまくっています。
以前のように鳩に餌はやらなくなったようですね。


合羽橋に向かう道中、不思議な仮装カート集団に遭遇。
堂々と公道を走っています。


お目当ての中尾アルミさんの『鍋の博物館』はなんと改築中。
しかしあちこちの調理道具専門店などがあり、興奮しっぱなしの私でした。


隅田川に浮かぶ屋形船。ここの風物詩ですね。


そして帰路についた12月25日はクリスマス。本当の幸いと、世界の人々の幸いに祈りを込め、ジョンレノンのハッピークリスマスをささやきながら奄美へ帰ってまいりました。もう年末ですね。もう一度くらい海へと思いましたが、もう連日雨や強風。このまま新年となりそうです。






  
Posted by gon at 16:28Comments(0)

2018年12月20日

喜界島へ飛ぶ

ついこの前までまだ温かいなあなんて思ってましたが、最近は奄美も朝晩寒いですね。ストーブを出すようにもなりました。その分星が出ている時間に犬の散歩などに行くと、空気がなんとも澄んでいます。ちょっとこの頃仕事の関係で、9時には寝て4時30分ごろには起きるというリズムだったもので、星をみる時間が朝に増えたのでした。島の星空はほんとうに綺麗です。

夏はすっかりと去り、もはや冬。そう、奄美大島の製糖期が近づいてきました。この時期私はサトウキビの収穫へと向かいます。機械に乗り、バリバリと剥ぐのです。始まりは年明けですが、お隣の喜界島はもう年内から収穫がはじまっています。そこで、数名の機械の運転手が集められ、喜界島への研修に向かったのです。

2014年、5月1日。シーカヤックを漕いで渡ったことがありますが、往復で約8時間でした。それに対して飛行機。片道約10分。あっという間です。エンジンて凄いです(お前が変なんだ!?)。

喜界島へ漕いで行った記事はこちら
http://aosoula.amamin.jp/e434980.html


喜界島へ足をおろした時、何というのでしょうか、足元から伝わる感触が、明らかに奄美にいるときと違うとわかりました。島全体が隆起サンゴということで、ハブがいないという喜界島。そんな違いを体で感じたのでしょうか。

さて、研修は喜界島でも熟練の方が教えて頂き、今までの自分の運転をはっとさせられたり、良かった点も確認できたり、おおきな収穫でした。なんせ全く習って覚えたわけではなかったもので。大変ためになりました。

夜は喜界島の農家、それもハーベスターの運転手の若手さんたちとの懇親会。いやいや、みなさん元気で熱い方ばかりで刺激を受けました。こういう試みは初だったそうで、今後は徳之島、沖永良部、与論、ひいては沖縄なんかにも交流会でいけるといいなと思いました。


翌日は飛行機までの時間があり、島中を散策。動いているハーベスターを見学したり、観光スポットを回ったり。なかなか近いと来ない島でしたから刺激的でした。研修とは関係ないのですが、奄美大島をそとから眺めるというのがなんとも新鮮でした。

次は何時来るかと思いつつ、貴重な喜界島への旅に感謝です。ときどき島を離れるって、本当に気分転換になりますね。


いざフライト。どこかへ行くというワクワク感。


やってきました喜界島。こんな連盟あるんですね。


ついシーカヤックで上陸できる場所を探してしまいます。
サンゴ礁だらけで月面のようでした。こりゃ手強い。


そして午後から研修スタート。みんな熱心に見守ります。


ひとりひとり交代で乗りながら指導をお受けします。
しかしじろじろ見られながらだと緊張します。


研修は夕方まで続きました。


二日目は島巡り。キビの一本道へ。


日本一のソテツだそうです。根本はもはや木の株でした。


一昔前に奄美にもあったというオーストラリアのハーベスター。
でかい。ごつい。


さっきのよりは小さいですが、やや大型のハーベスター。
いろいろな機械があり、これもまたふむふむと勉強になりました。


あらためてキビの一本道。パンフレットで見るそれそのもの。
このまま向こうまで助走つけて疾走し、空へ飛んでいけそうでした。


  
Posted by gon at 13:04Comments(0)日々の出来事農業

2018年11月19日

パワースポット?

まだ晴れると半袖短パンでカヤックを漕ぎ、海で過ごすことができる最近。小春日和のツアーの一日に、最近よく観光用語で耳にする「パワースポット」について考えた。「パワー」ってそもそも何か。そこを訪れる方々はきっと「パワー」のご利益みたいなものを期待しているのだろう。例えば恋愛に効果があるとうたわれれば、恋愛成就を願う老若男女が訪れるだろう。単に面白いもの見たさもあるだろう。他に見るもんがないからまあ行ってみるかぐらいの人もいそうだ。

そんな奄美のパワースポットと呼ばれる場所の近くでこの日、私はゲストと過ごしていた。そこは別になんの名もない場所。観光客など来ない場所。海からいかないとちょっと大変な、誰もいない海岸。恋愛に効果があるとか、お金が舞い込むともいわれることは....今後おそらく永遠にない場所。

だけどそこは、いつも私やゲストにとって、無類のパワースポットと言ってもいい。解放、くつろぎ、喜び、興奮、癒やし、感謝.....。数えたらキリがない喜びを与えてくれるのだ。そもそもパワーって、人がどんな気持ちであるかで得られる種類が変わると思っている。そういう意味では、明るい気持ちに否応なくしてくれる場所こそが、その人にとっての最高のスポットだろう。私が海に人をご案内するのは、そんな私にとっての真のパワースポットめぐりなのかもしれない。
シーカヤックやっててよかったと思える 『無名だが本当に幸せになれるスポット』 に満ちているのがここ、奄美大島なのだと、改めて想う。



名もなき場所も、最高なのだ。



名もなき海も、最高なのだ。



不思議な光景も自然のパワーだ。