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2018年02月02日

時代変化の頂点にきているのか

先日、スーパーブルーブラッドムーン、いつになく地球に近く、皆既月食と重なり、一月に2回の満月があったということですね。煉瓦色の月が夜空を染めた模様が多くのSNSなどでアップされ、話題となりました。ここ奄美大島は残念ながら雨。見られないと諦め、前日にたっぷり見上げておきました。何時になく大きく、明るく、そしち近かったようでした。そして周辺を取り巻く神秘的ともいえる雲の動きや様子は、「 何か 」 訴えているかのようでもありました。もともと夜空の星や月を見上げて過ごす時間が好きな私は、ちょっとそんな 「 違う 」 感をすごく感じたものです。




月は占星術などでは、幸福や奇跡を司る力とも言われます。同時に、満月や新月には大地震が多いとか、犯罪や事故が増えるなど噂があるのも確か。この月が前回現れた時は、江戸最後の天皇が崩御され、明治天皇が即位された年だったそうです。激動の維新ですね。大河ドラマもここぞとばかり 「西郷どん」 となっているのはただの偶然でしょうか。開国か外国勢力を退けるか(攘夷)。そして国が徳川軍と薩長の維新軍とで大激突した時代は、150年前。こうしてみると、つい最近のようですね。植民地化をたくらむ外国勢力にこのままいいようにされ、それに対して幕府に国を守る力なし。このままでは国が危ういといって幕府との戦い、激動に身を投じた薩長の志士。若者たちよ、いまいちど国難に危機感をもて! と、あの月に願いを込めて今の我々に訴えているのでしょうか。

血気盛んな維新志士が西古見集落や瀬戸内町に住んでいたら、今回の有無を言わせずに行われようとしている大型クルーズ船誘致計画をどう思ったでしょう。北海道や奄美諸島が中国を始めとした外国資本に次々買い漁られ、規制もかけない国の姿にどう行動したでしょうか。奄美近海で炎上沈没した石油タンカー。その油で国土が大規模に汚染される可能性を知った時、当時の島津藩主は、せごどんら維新志士たちは、きっと立ち上がったのではないかと。ドラマに感情移入し過ぎか、少し血が騒ぎます。


西古見集落前の美しい海にて。








  

2018年01月19日

西古見 豪華客船について考える

瀬戸内町は西古見、奄美大島の最西端にある集落。かつてはカツオ船で栄えた村も、いまでは34名の静かな場所。しかし三連立神や美しい夕日で訪れる観光客も多く、風光明媚なよいところです。私もシーカヤックやキャンプで何度か訪れていますが、またいつか来たいとおもわされ自然豊かな場所です。青々とした海、まだ見事なまでのサンゴ、穏やかな村の人々...。携帯はつながりにくく、嵐の二宮くんがいったら電波がなくて発狂しそうですが、それもそれでまたいいのかなと。なによりも海から立ち上る何とも言えない自然の力。正直言って癒やされます。高齢者が多く、34名の集落。このままいけば、どんどんと衰退していくのかもしれません。


西古見の戦跡からの眺望。
シーカヤックにのって海を旅していると、
この島には本当に”聖地”と呼びたくなる場所がいっぱいあることに気が付きます。
ここもそのひとつ。
こんな場所をめちゃくちゃにしないで欲しいです。



そんな静かな集落に大きな脅威ともいえる開発が迫っているようです。昨年でしたか、せごどんの舞台でもある龍郷町の美しい倉崎海岸に、アメリカのクルーズ会社の豪華客船、乗客、船員あわせると7000人乗りのどでかいフェリーを入れるという計画が持ち上がったのです。危機感を感じた地元住民が反対を表明し、全国から反対の署名も集まり、町として受け入れを断念したことは記憶に新しいところです。私もいろいろ調べました。大規模客船の規模やその影響。

あの風光明媚な西古見にその船を入れる? なんでも船会社が100億円も融資してくれ、開発を推し進めてくれるとか。中国人が主な乗客。以前龍郷町で説明会を聞いた時、山一体がレジャーランド化するということでした。幾つものレストランを作り、ジェットコースターを作り、中国人は滝が好きだからわざわざ人工の滝を作るのだそうです。ご苦労なことです。その計画には、島の自然や神様への敬意など微塵も感じません。



イタリアのヴェネチアに入港した豪華客船。異様な威圧感です。
宇宙人の侵略のような...、もはや美しい水の都の風情はなし。
最近では環境や景観、生活への影響から、
規制する動きが起きているそうです。



メリットとしては開発費を船会社が出してくれる、一時的に地元の土建業が潤う......程度かな?。膨大な数の中国人を誰がおもてなしするの? 結局、生み出される雇用も、地域の人の雇用じゃなく、中国語を話せる外部の人達の仕事になるのでしょう。この計画、私は嫌です。静かだから、自然豊かだから、美しいからと来ていた人々はもう寄り付かなくなるでしょう。魅力的な場所が魅力的でなくなるから、という基本的なことはもちろん、他にも危惧していることがあります。それを幾つかまとめたいと思います。

<世界的な異常気象は激しさを増している>
世界のニュースをみていますと、赤道付近の国で大規模な洪水、大雪などが起きています。数日前にはサハラ砂漠でも40cm積もるほどの雪がふったとか。ロシア、アメリカ、中国、オーストラリアなどでも、歴史的な寒波や大雪、熱波、大火事、大洪水、大地震、火山の噴火、史上初の大規模ハリケーンで島が壊滅など、相次いでいます。この傾向は年々激しくなっている模様。死者、避難者、生活崩壊する人々も多数。今年からこれは鎮まりますとは誰も言えない状況です。これはつまり、農作物への被害、インフラなどの生活基盤への打撃が世界的に激しくなることが予想されます。

<人口は劇的に減って行くのでは>
世界人口は70億を越え、100億になるのは時間の問題と言われています。しかし怒れる地球の猛威とも言える異常気象や天変地異は、人間の計算など簡単に打ち砕くのではないかと考えています。日本だけでも、1時間あたりに51人の自然減が確認されています。このままの減少が続けば300年したら300人程度になるとの計算。しかも少子化は世界的な流れ。人口は劇的減少という方向が自然な流れだと考えています。経済もそれに見合ったものに変わらざるを得なくなるでしょう。

<北朝鮮をとりまく不穏な空気>
アメリカまでを射程に収めるミサイルに、電磁波攻撃も可能という情報を見かけたことが有ります。真意はわかりません。しかし現代の技術なら可能なことです。大国の電力網を一瞬にして大停電に陥れる兵器はすでに存在していると思われます。いつそんなミサイルのボタンが、ポチッとなと押されて不思議ではない状況。大国崩壊も一瞬にして起こりうる舞台がすでに万全の体制で整っています。

<太陽は弱まり、ミニ氷河期に突入?>
太陽活動がかつてないレベルに弱まっているそうです。そして寒冷化。すでにここ数年、ロシアや北米では北極よりも低い気温が記録されています。これは農作物の甚大な被害、動物などの劇的な大量死、つまり世界規模での食糧難を予想させます。

<ビットコインの大暴落?>
日本経済はかつてバブル崩壊の痛手にあっています。しかしいま、それとは比較にならないバブル、仮想通貨ビットコインが人類史上最大のバブルを起こしています。多くの投資家、富裕層は手を付けているでしょう。しかし、実態のないものの未来は当てになりません。やがて大暴落し、多くの資産を失って途方に暮れる人が続出するでしょう。クルーズ船で遊ぶどころではない。上がり続けていいたビットコインの値段、つい数日前に「40%の下落、投資家泣く」、なんていいうニュースが流れました。楽して金儲けは結局できないのでしょう。

細かいことをのべればまだまだあるんですが、こうした背景を気にしています。これはつまり、豪華客船にのって旅をするような富裕層の人々がいつまでも富裕層でいられなくなるだろう、という予測の材料です。いまはまだいいでしょう。しかし、2018年から2020年にかけ、一気にいろいろと変化が起きてくるのではないかと。100億円かけ、山を削り川を埋め、膨大な石油を消費して海を遊び渡る船会社の背景も、上記のようなものとなっているということです。特にクルーズ船の会社があるアメリカの自然災害、トランプ大統領が就任しての1年間は、建国史上最悪の規模だったことがわかりました。そんな国の船会社です。その会社だけは平気とは、誰にも言えないでしょう。

開発はしたもののフェリーは就航しなくなる。あるいは開発の途上で撤退を余儀なくされる。残るは失われた自然と廃墟のようなテーマパーク。悲しい姿です。つけは瀬戸内町、及び34名の、静かに暮らしていた人々へ回るのでしょう。こうしたことで、私は反対に一票。




数年前に訪れた西古見の海。ただただ綺麗でした。


いや、ほんとうに綺麗でした。そして静かでした。


水面からでもサンゴが多いことがよくわかります。
潜ったらなおすごいのです。


初めて会う私達をいきなり宴に招いてくれた西古見の方々。
一献かわせば古き友のようです。


海の幸を愛し、郷土を愛する人達との一時は忘れがたい。



静かな西古見の港。小さな宿、小さな観光船、小さな売店、

小さなサービスを持続可能にしていくことが、

島の宝と共存する道ではないでしょうか。


憩いの里、西古見であれと願います。



これはあくまでも私の個人的な感想であり、予測であり、主観です。一意見として参考にしていただくだけで十分です。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。