2014年04月28日
奄美一周物語その2 続ふたつの滝と幻の村
2013年12月4日 後半 伊須湾にてキャンプ
青久のおばあさんが元気だと確認して安心。青い石の海岸を立ち、伊須湾にむかっていく。青久と嘉徳の間、篠穂の滝を拝み、険しい絶壁を進んでいった。北風が吹き出し、緩やかに背中を押す。嘉徳をすぎれば伊須湾まで逃げ場はない。嘉徳で上がるか、伊須湾まで行かなければならない。険しい岸壁と相まって海は美しいエメラルドグリーン。まるでメロンゼリーの上を滑っているかのような透明度だ。夕方になり、伊須湾に入ることが出来た。北風も遮り、おだやかだ。ふとエンジン音が迫る。前方から不自然に低空飛行する未確認飛行物体。それは急に我々にむかって旋回し、頭上に迫った! 轟音とともに山の影へと消えていった。噂には聞いていたが、オスプレイだ。間違いなく我々に標準を合わせて遊んでいただろう。お互いの頭に赤いレーザーポインターでも映っていたかもしれない。
さて、静けさを取り戻した伊須湾。また無人の原始的な海岸でのキャンプだ。夕飯を仕込み、明るいうちからラム酒、黒糖焼酎でも宴が始まる。遠い日にもこんな光のなかで、誰かと語っていたかのような懐かしい夕焼け。焚火と夕焼けは、いい気分で私達を優しい太古の記憶へとつれていってくれた。

青久をでると間もなく篠穂の滝が現れる。
爽快な滝の音が当たりに響いていた。

日も傾くのが早い12月。
逆光もまた男をかっこよくしてくれる。

伊須湾にはいるなり急接近してきたオスプレイ。
そういえば前夜も真っ暗な空、頭上を飛んでいった。

静かになった伊須湾をあらためてしみじみ漕ぐ。
夕方迫るくつろぎ。

上陸するなりやはり乾杯! 動けなくなる。

タイガさんのカヤックはつまみの宝箱。
絶品の缶詰が登場。酒が進む!

ブラックペッパーソーセージ入りポトフ。
ハフハフと楽しむ。

もはや2日目にして完全に原始人化。
ごはんはいいが、スープは全て溝から出てくる。
飲むのが大変だったようだ。

幸せな時間、過ぎていく。

西に開いた海岸は夕焼けが美しい。
文明がいくら進んでもこんな光を浴びる時間こそ至福のひとこと。

旅の2日目もまた、星空がでるまで語り合う。趣味のこと、過去のこと、これからのこと…。結婚のこと、離婚のこと、再婚のことなどなど、尽きない話をいつまでも聞いてくれるかのような優しい焚火の明かりだった。
青久のおばあさんが元気だと確認して安心。青い石の海岸を立ち、伊須湾にむかっていく。青久と嘉徳の間、篠穂の滝を拝み、険しい絶壁を進んでいった。北風が吹き出し、緩やかに背中を押す。嘉徳をすぎれば伊須湾まで逃げ場はない。嘉徳で上がるか、伊須湾まで行かなければならない。険しい岸壁と相まって海は美しいエメラルドグリーン。まるでメロンゼリーの上を滑っているかのような透明度だ。夕方になり、伊須湾に入ることが出来た。北風も遮り、おだやかだ。ふとエンジン音が迫る。前方から不自然に低空飛行する未確認飛行物体。それは急に我々にむかって旋回し、頭上に迫った! 轟音とともに山の影へと消えていった。噂には聞いていたが、オスプレイだ。間違いなく我々に標準を合わせて遊んでいただろう。お互いの頭に赤いレーザーポインターでも映っていたかもしれない。
さて、静けさを取り戻した伊須湾。また無人の原始的な海岸でのキャンプだ。夕飯を仕込み、明るいうちからラム酒、黒糖焼酎でも宴が始まる。遠い日にもこんな光のなかで、誰かと語っていたかのような懐かしい夕焼け。焚火と夕焼けは、いい気分で私達を優しい太古の記憶へとつれていってくれた。

青久をでると間もなく篠穂の滝が現れる。
爽快な滝の音が当たりに響いていた。

日も傾くのが早い12月。
逆光もまた男をかっこよくしてくれる。

伊須湾にはいるなり急接近してきたオスプレイ。
そういえば前夜も真っ暗な空、頭上を飛んでいった。

静かになった伊須湾をあらためてしみじみ漕ぐ。
夕方迫るくつろぎ。

上陸するなりやはり乾杯! 動けなくなる。

タイガさんのカヤックはつまみの宝箱。
絶品の缶詰が登場。酒が進む!

ブラックペッパーソーセージ入りポトフ。
ハフハフと楽しむ。

もはや2日目にして完全に原始人化。
ごはんはいいが、スープは全て溝から出てくる。
飲むのが大変だったようだ。

幸せな時間、過ぎていく。

西に開いた海岸は夕焼けが美しい。
文明がいくら進んでもこんな光を浴びる時間こそ至福のひとこと。

旅の2日目もまた、星空がでるまで語り合う。趣味のこと、過去のこと、これからのこと…。結婚のこと、離婚のこと、再婚のことなどなど、尽きない話をいつまでも聞いてくれるかのような優しい焚火の明かりだった。