2013年12月25日
ラストシーカヤック2013
まさかこんな時期まで海に? という季節ですね。しかし今年の終わりは遅く、12月23日までゲストをご案内してきました。先日の奄美一周キャンプからほぼ体も心も回復した頃、今年最後の海の旅へと行って参りました。ここ数日スコールのように激しい雨、そして寒い北風が暴れていて心配されましたが、空と海は暖かく微笑んでくれました。

「この時期は中止になることも多いですよ」。そうお断りしてお受けしたツアーでした。それがどうしたことか、なんとも温かな海となりました。

雨に警戒してタープをはり、ゆっくり焚火で温まる。食後は砂で炭おとし。これがけっこう楽しいようで、夢中になって作業してくださるゲストのお二人。おかげで自分でやったらありえないくらい食器がピカピカになってしまいました。ありがとうございました。

サンゴ、貝殻、夜光貝のふたなど並べてシェルギャラリー。

楽しきときはあっというま…。
帰り道は一層しずまった海をゆったりと。

曇り空ですが、海はきれいですね〜。
夏よりも寒い時期がカヤックにはお似合いの気がします。
それは極北でうまれた狩猟の舟だからなのでしょう。

「優雅だね〜」と、とろけるチーズ状態です。

雲の合間からの光で、芸術的な光景に。

そしてスタートの宿、paradise inn 前に再び帰還。
風も穏やか、雨もふらず、まったりと漕ぐことができました。

paradise inn のお庭に上陸。この日も海からお迎えし、海からお送りいたしました。おだやかな光に浮かぶ巨大ガジュマル。しかし迷彩服でカヤックに乗る方は初めてでした。なんかハンターらしい。それもまたハンティングの舟、シーカヤックに合っていた?かもしれません。

宿でお別れし、私はひとりカヤックを引いて海を漕いで戻りました。曇っていても美しい海には、いつもうっとりしてしまいます。この日、ゲストのお2人は山に行けるような完璧なウェアでした。しかし暑かった私は最後まで半袖、短パンでした。横から見ると、まるで常夏のハワイのレポーターが、処かの山頂にいるレポーターにテレビ中継でもしているのかと思えたことでしょう。しかし同じ空間にいて一緒に焚火にあたっていました。今回のお二人、今度冬にきたら一緒に半袖短パンで海にいく、なんて言い出したら私の責任です。
こうして穏やかな天気の中、2013年の最後を最高のラストで締めくくることが出来ました。一年間、春から冬までたくさんの方々にお越しいただきました。誠にありがとうございます。また1月、2月、3月とサトウキビ刈りに励んでまいります。そして4月になりましたら、この碧い蒼い空と海のもとに集いましょう。島内の方々も、島外の方々も、よいお年をお迎え下さい。2014年の良き一年に思いを馳せつつも、大切な今を過ごしてゆきましょう。
Gulfblue kayaks 長谷川 雅啓
この記事へのコメント
素晴らしいブログに出合い、島を再認識し、楽しませて頂きました。誠に真に有り難う御座います。文章力もプロの作家並みですね~。将来、是非このブログを本になさったら如何でしょうか?来る年も幸い多き年でありますように!!!ご家族で希望に満ちたお正月をお過ごしくださいね!!!
Posted by シマッチュ at 2013年12月25日 21:42
シマッチュさま
いつもご愛読いただいてありがとうございます。
そうですね、いつかもっと掘り下げて島での旅を本にできたらいいと思います。奄美での暮らしはまさに未知の発見、旅そのものですから。1月6日に島へもどり、こんどは斧を片手にキビ畑へ! トラクター、ハーベスターで緑の海を走ります!
よいお年をお迎え下さい
いつもご愛読いただいてありがとうございます。
そうですね、いつかもっと掘り下げて島での旅を本にできたらいいと思います。奄美での暮らしはまさに未知の発見、旅そのものですから。1月6日に島へもどり、こんどは斧を片手にキビ畑へ! トラクター、ハーベスターで緑の海を走ります!
よいお年をお迎え下さい
Posted by gon
at 2013年12月25日 22:07
